受験料が上がった資格、据え置きの資格
本ページはプロモーションを含みます

社会福祉士の受験手数料が、19,370円から24,300円になりました。
4,930円の値上げ。
約25%です。

18の資格試験を公式で確認しました。
2026年9月3日時点です。
値下げしたのは1つだけでした。
この記事でわかること
- 福祉3資格が令和8年度に同時値上げ、社会福祉士は+4,930円
- 18件で値下げは英検だけ。全級一律100円
- 中小企業診断士は1次が上がって2次が下がり、総額は据え置き
- 公式サイトに終了した回の額が残っている試験が複数ある
福祉3資格が、令和8年度に同時に上がった【結論】
社会福祉士が+4,930円、精神保健福祉士が+4,770円、介護福祉士が+2,130円。
3つそろって値上げされた
| 資格 | 令和7年度 | 令和8年度 | 差 |
|---|---|---|---|
| 社会福祉士 | 19,370円 | 24,300円 | +4,930円 |
| 精神保健福祉士 | 24,140円 | 28,910円 | +4,770円 |
| 介護福祉士 | 18,380円 | 20,510円 | +2,130円 |
その列で最も高い値最も低い値
同じ年度に3つそろって。
偶然ではありません。
令和8年7月17日、厚生労働省が政令改正のパブリックコメント結果として公表しています。
同時受験は8,660円上がった
社会福祉士と精神保健福祉士を同時に受ける場合です。
- 令和7年度:36,360円
- 令和8年度:45,020円(社会21,720円+精神23,300円)
差は8,660円。
共通科目免除も上がっている
免除で受ける場合も同じです。
- 社会福祉士:16,230円 → 20,460円
- 精神保健福祉士:18,820円 → 22,950円
免除の割引幅そのものは、ほぼ同じ。
上がったのは本体です。
値下げしたのは英検だけだった
18件のうち1つです。
2026年度第1回から全級一律100円
| 級 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|
| 1級 | 12,500円 | 12,400円 |
| 準1級 | 10,500円 | 10,400円 |
| 2級 | 9,100円 | 9,000円 |
その列で最も高い値最も低い値
発表は2025年11月10日。
日本英語検定協会です。
理由として挙げているのが、AIを活用した問題作成および採点業務の改革による財務基盤の改善です。
物価上昇のなかでの家計負担の軽減にも触れています。
S-CBTも準1級10,600円→10,500円など、同じく100円下がっています。
値上げが並ぶなか。
ここだけ逆向きでした。
中小企業診断士は、1次が上がって2次が下がった
1次+2,700円、2次−2,700円で、合計32,300円は動いていません。
総額は変わっていない
| 試験 | 改定前 | 令和8年度 |
|---|---|---|
| 第1次試験 | 14,500円 | 17,200円 |
| 第2次試験 | 17,800円 | 15,100円 |
| 合計 | 32,300円 | 32,300円 |
その列で最も高い値最も低い値
1次が+2,700円、2次が−2,700円。
合計はぴったり同じです。
令和8年度から2次試験の口述試験が廃止。
その分を1次に付け替えた格好です。
パブリックコメントには「第一次試験と第二次試験の受験手数料を実質的に逆転させる改正案には反対」という意見も出ていました。
MOSは、一般レベルと上級レベルが同額になった
一般レベルだけ+2,200円上がって、12,980円に並びました。
一般レベルだけ上がった
| 区分 | 改定前 | 2025年5月1日以降 |
|---|---|---|
| 一般レベル(一般価格) | 10,780円 | 12,980円 |
| 上級レベル(一般価格) | 12,980円 | 12,980円 |
一般レベルが+2,200円。
上級レベルは据え置き。
結果として同じ金額になりました。
学割は逆でした。
一般レベルは8,580円→9,680円で値上げ。
上級レベルは10,780円→9,680円で値下げ。
1997年の試験開始以来、初めての改定だそうです。
TOEICは本体据え置き、割引のほうが縮んだ
通常受験料は7,810円のまま、リピート受験割引が6,710円から7,150円へ。
通常受験料は7,810円のまま
変わったのは割引のほう。
リピート受験割引です。
- 6,710円 → 7,150円(税込)
- 2026年12月の試験日までは6,710円、2027年1月以降の試験日から7,150円
いま調べた額が、来年には変わります。
さらに「紙の公式認定証を発行しない」を選ぶと110円安い7,700円という区分もあります。
「TOEICの受験料は◯円」と1つの数字で書けません。
据え置きだった資格
宅建8,200円、社労士15,000円、行政書士10,400円は2年とも同額。
| 資格 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|
| 宅地建物取引士 | 8,200円 | 8,200円 |
| 社会保険労務士 | 15,000円 | 15,000円 |
| 行政書士 | 10,400円 | 10,400円 |
| ITパスポート・基本情報技術者 | 7,500円 | 7,500円 |
| 日商簿記2級 | 5,500円 | 5,500円 |
その列で最も高い値最も低い値
宅建・社労士・行政書士。
官報公示と受験案内で、1円も動いていないことを確認しました。
FP技能検定は2022年9月試験からの改定額のまま、4年間据え置きです。
2級学科5,700円、2級実技6,000円。
日商簿記は2024年度からの改定額のままです。
【重要】公式サイトに、終了した回の額が残っている
試験センターの概要ページには、第38回の19,370円が今も出ています。
「第38回」と書いてあるのに、それが古い
社会福祉振興・試験センターの試験概要ページ。
2026年9月3日にアクセスした時点で、第38回(令和7年度)の19,370円が掲載されたままでした。
精神保健福祉士も同じでした。
試験概要ページには第28回の24,140円が残っています。
「回次が書いてあれば安全」ではなかった
ここが今回いちばんの発見です。
回次が書かれていないのではありません。
「第38回」「第28回」と、きちんと書かれています。
問題はそこではない。
書かれている回次のほうが古い。
だから確認のしかたは「回次が書いてあるか」ではなく、
「その回次が現行か」でないと意味がありません。
IPAにも2世代前の告知が残っている
同じことがITパスポートでも起きていました。
公式サイトに「受験手数料の改定について」というページがあり、
5,100円→5,700円という平成28年適用の告知が今も公開されています。
現行は7,500円。
2世代前の数字が、公式サイトの中に残っています。
登録販売者は、同じ年度でも都道府県で違う
1つの数字で書けない資格もありました。
| 都道府県 | 令和8年度の受験手数料 |
|---|---|
| 東京都 | 13,600円 |
| 埼玉県 | 15,000円 |
試験日はどちらも令和8年9月6日。
同じ日の同じ試験です。
それで1,400円違います。
「登録販売者の受験料は◯円」とは書けません。
FP技能検定には試験をやっている団体が2つあります。
学科の仕様は同じなのに、合格率が32ポイント開いていました。
【Q&A】確認のしかた
Q. 受験料はどこを見れば確実ですか
その年度・その回次の実施案内です。
試験概要や制度説明のページは危ない。
古い額が残っていることがあります。
社会福祉士も精神保健福祉士もITパスポートもそうでした。
「令和8年度 第39回」のように、回次と年度が現行のものかを確かめてください。
Q. 上がった理由は書かれていますか
書かれている試験と、書かれていない試験があります。
漢検は「昨今の急激な物価上昇に伴い」と明記。
英検はAI活用による財務改善。
値下げの理由としてです。
福祉3資格は政令改正で、パブリックコメントの結果として公表されています。
宅建・社労士・行政書士は、いつ・いくらから上がったかの告知が公式に残っていません。
確認できたのは「直近2年は据え置き」までです。
Q. 全部の資格を調べましたか
調べていません。 18件です。
登録販売者は47都道府県のうち2つしか取れていません。
漢検のCBT・準会場・オンラインの級ごとの額も、確定できていません。
漢検CBTと東京・埼玉以外の登録販売者は、額を確定していない
- 各試験の実施団体・官報公示・受験案内PDFで確認しました(2026年9月3日)
- 18件です。 全資格を網羅していません
- 登録販売者は東京都と埼玉県の2つだけ。他県は令和8年度のページに金額がありませんでした
- 介護福祉士の試験概要ページは開けず、旧回次が残っているかを確認できていません
- 中小企業庁のページは開けず、金額は法令の条文で確認しました
- 宅建・社労士・行政書士の「いつ上がったか」は、公式に告知が残っておらず追えませんでした
- 漢検のCBT・準会場・オンラインは、表の読み取りができず級ごとの額を確定していません
まとめ|福祉3資格が同時に上がり、値下げは英検だけ
- 福祉3資格が令和8年度に同時値上げ。 社会福祉士+4,930円、精神保健福祉士+4,770円、介護福祉士+2,130円
- 社会福祉士と精神保健福祉士の同時受験は +8,660円
- 18件で値下げは英検だけ。 2026年度第1回から全級一律100円
- 中小企業診断士は1次+2,700円・2次−2,700円で、総額32,300円は据え置き
- MOSは一般レベルだけ上がり、上級レベルと同額(12,980円)に
- TOEICは本体据え置きで割引だけ縮小。しかも2027年1月から適用
- 宅建8,200円・社労士15,000円・行政書士10,400円は直近2年で動いていない
- 公式サイトに終了した回の額が残っている試験が複数ある
受験料を調べるときに気をつけることが1つだけあります。
回次が書いてあるかではなく、その回次が現行かを見る。
「第38回」と書いてあると正確そうに見えます。
その第38回が去年の話。
そうなると5,000円ずれます。
関連記事
- 受験料そのものを安い順に見る — 同じ7,500円でも税込と非課税に割れ、電子申請なら最大1,400円安い
- スクール8社の総額差を確かめる — 入学金が別に要るのは大原6,000円とTAC10,000円の2社だけ
- 給付の対象がコースで割れる例を読む — 同じ簿記2級をスタディングは対象外、ユーキャンは対象として掲載